「ビジネスマンのための『数字力』養成講座」読んだ

数字というのは、究極の「具体性」です。
ビジネスでは具体性が求められることが多いので、数字を把握し、関連づけ、分析し、必要なら改善するための方策を考える力というのが非常に重要です。

本書では、上記のような能力を「数字力」とし、以下のステップで「数字力」が上がる、としています。

数字で把握し、
環境や原因と結果(数字)を関連づけ、
数字を改善し、つくっていきます。

内容を簡単にまとめます。

最初に「数字の見方 七つの基本」があげられています。

  1. 全体の数字をつかむ
     - 割合の感覚
  2. 大きな数字を間違わない
     - 細かいところを見過ぎると、全体を見失う
  3. ビッグフィギュアをみる
     - その状況に応じて、もっとも相手の判断に適した暗いの数字を言う
  4. 大切な小さな数字にはこだわる
  5. 定義を正確に知る
  6. 時系列で見る
  7. 他と比較する

まずは「数字」を扱うための心得、という感じです。

次は「数字力を阻害する六つの罠」です。ここは「数字を把握」のステップについて注意事項が述べられている感じです。

  1. 主観の罠
     - 同期との基本給の差の100円が表すもの
  2. 見え方の罠
      – 198円は、200円と1%しか違わないのに、それ以上の差を感じてしまうという話。
  3. 常識の罠
     - 常識が分析の妨げになることがある。
  4. 統計の罠
     - 平均値という幻。
  5. 名前の罠
     - 定義を正しく知る。
  6. 思いこみの罠

最後は「数学力が高まる五つの習慣」となります。ここは「関連づけ」の話だと思います。

  1. おもな数字を覚える
  2. 定点観測をする
  3. 部分から全体を推測する
  4. 数字を関連づけながら読む
  5. 常に数字で考える

全体として、具体的な例と例題が豊富にあり、じっくりと取り組みながら読み進めることで理解が深まるように書かれています。個人的には、第一章のGDPや労働分配率の話が特に勉強になりました。

「前頭葉は脳の社長さん?」読んだ

背表紙のアブストラクト?より

知性を司り、人を人たらしめているといわれる前頭葉は本当に脳の中でいちばん大事な領域なのか。脳の中に住んでいて意志決定を行うと考えられている小人=ホムンクルスの正体は前頭葉なのか?

脳画像を用いた研究結果から、"意志決定"の仕組みについて検証する本。hack的な話も少しある。

  • 報酬になるもの。食べ物、におい、触感、社会的な何か、復讐(の計画)。
  • 情報量が多い場合には、意識的に考えず、情報を放り込んだ上で自然と答えが浮かんでくるのを待った法が正しい選択ができる。
  • 目を向ければ向けるほど好きになる。選択的に目を動かして、見つめている時間が長いと、評価にバイアスがかかる。
  • 脳細胞のレベルにおいては、意志決定は連続的なプロセス。連続的な脳細胞の活動のうち、ある閾値を超えた部分だけが"意識"として知覚される。

"ホムンクルス"を"ホムルンクス" だと覚え違いしていた。こういう日常的に使わない単語って覚え違いしやすい。

「不機嫌な職場」読んだ

何をどう活かすか、まだ見えていない本なので、とりあえず内容を簡単にまとめました。

本書は、悪い意味で個人主義文化が蔓延し、社員同士で協力しあえなくなっている組織 – 「不機嫌な職場」の問題を提起、その対局にある 「ゴキゲンな職場」の実例を解説、いかに職場を"ゴキゲン"化するか?について書かれている。

問題の背景にあるのは、
・他の社員にかまっている時間がない。
・他の社員に協力しないことに対してインセンティブがある(ように社員が感じる)仕組み。
・一つの職場に長居するつもりがないので行儀よくするメリットがない。
など。

ゴキゲンな職場の実例:

  • Googleの場合
    • フラットな組織構造
    • 技術とアイデアに対するシンプルな評価
    • 技術者にとって夢のような環境を提供してくれる組織に対する忠誠心、というか他にない組織なので、自分の勤め先として存続させることがインセンティブになる。
    • エリート集団だから可能な一面。
  • サイバーエージェントの場合
    • ミッションステートメントをトイレの鏡に映す。
    • 社員・経営者の考え方や、人間をしりあえる環境
      • 社員・経営者のブログ
      • 二駅ルール
    • 個人の成長が会社の成長につながる仕組み
    • 文化を積極的に醸成する人事部
      • チームの業績をたたえ合うポスター
      • 制度とネーミング
  • ヨリタ歯科クリニック
    • 患者の気持ちを大切に
      • カウンセリング
    • ワクワク楽しい医院づくり
      • credo

改善のための最初の一歩

  • 起きていることを客観視
  • 感情をシェアする
  • せめて困っている人に手を差し伸べる
  • 感謝と認知のフィードバック

ほぼ日手帳の秘密 2007

ほぼ日手帳の魅力について語り尽くす本。
私がほぼ日手帳にしようかと考えた時は、1日1ページという一見無駄なレイアウトを理由に却下したのですが、この本を読んだら、危うくそれがくつがえされかけました(実質くつがえされた)。
今の手帳のままなのは、ほとんど惰性です…。

手帳を変えたくない人は読まない方が良い危険な一冊。

「ビジネスマンのための『儲かる発想』」読んだ

"新しいビジネス"を考える方法について書かれている。
アイデアビジネス、すなわち自分ではアイデアを事業化したりせずに、企画のみを売るというビジネスを(副業で?)続けてきた著者の考え方が、いちいち凄い実例を元に書かれていて説得力があった。

他にも為になるところは一杯あったけど、一番胸に刺さったのは以下のところ。

「ああ、海外に遊びに行きたいな」と言う人がいます。僕は、「今週末行ってみたら」と言います。
するとほとんどの人が、休みがとれないとか、お金がないということを理由にして行きません。でも、本当にそうでしょうか。
僕には、”行かない選択をしました”と聞こえます。

一日一日は、人生の一部。一時間、一分、一秒も人生の一部。
意識していてもいなくても、生きている人は常に選択し続けている。
実行するか、実行しないか。人生をよりよいものにするか、しないか。

「13歳のハローワーク」読んだ

村上龍先生のエッセイが目当てで読んでみた。
プロフェッショナルとはどのような人か? 才能とは? というあたりを中心に書いてあった。

でも、巻末のIT系職業に関する伊藤譲一氏のインタビューがちょっと辛かった…。

プログラムが書けるというのは、体力とか、腕力に似ています。ほかには何もできなくても、プログラムさえ書ければ、とりあえず今は仕事はあります。しかし、今でもすでに、ほとんどのSEの仕事というのは、一日中同じ形に積み木を積み重ねているような単純労働です。

うーん。返す言葉が無い、というか薄々思っていたところを一刀両断というか、ばっさり切り捨てられた感じです。続く高島宏平氏のインタビューでは、

ITにしても、インターネットにしても、いかにうまく活用するか、だと思います。

という感じでした。やはりビジネスありき、で、技術は2の次ということですね。一応、最後はもう少し夢を持たせてくれました(といっても13歳に向けたメッセージだけど)。

希望は、ITやインターネットに限らず、どこかの業界や、どこかの会社の内部にあるわけではない。希望は、きっと今よりも将来のほうが面白いし、楽しいと、自分で思うときに生まれる。好奇心を武器にして、興味の対象が見つかれば、希望の芽があなたの中に姿を現すだろう。13歳には、そのための時間が十分にある。

あと数ヶ月で33歳だけど、おじさんも頑張ろう。

Amazon商品紹介のリンクをつくるために検索したら、Nintendo DSソフトもあった。

「起業・企画・営業・雑談のネタは日常の諦めている不便利から」読んだ

マインドマップは無しですが、"まえがき"に良いことが書いてあったのでメモ。

「なーんだ、そんなのもうあるよ」と考えずに、「どうすればもっといいものをもっと多くの人に届けられるだろうか?」、そう根気よく考えぬいてみると大きなビジネスのアイデアが浮かんでくるのかもしれません。

だって、そこに人々が不便を感じているのは間違いないのだから。

普通の人が考えるのをやめてしまうところでこそ、根気よく考え抜いてみる。
僕がこの本で一番伝えたいのはそこです。

※太字は原文ママです。

根気よく考え抜いてみよう、と思いつつ読んでみたのですが、良いアイデアは浮かびませんでした。もうちょっとリラックスしてるときに、再チャレンジしよう。

「旅する会社」読んだ

ベンチャーってこういう企業だな、と思う。
ビジネスモデルとかより大切なこと、夢とか希望とか情熱とか。そういうこととソフトウェア開発について書かれた本。

要らないのに、BinD FOR WEBLiFE とか ID for WebLiFE とか欲しくなった。あぶないあぶない…。

iMindMapデータ

MindMap(画像ファイル)

PCがTV化しつつある件

ほとんどTVを見ない生活になってから、3年が経つ…が、PCがTV化してきていることに気づいた。時間食い虫になってきたという意味で。

RSSを大量に購読しているが、どうでも良いエントリが多い。ほとんどはタイトルしか読んでないのだが、ときどき、たいした内容はないのに読み込んでしまうようなものもあるので、よろしくない感じだ。

それでもまぁTV番組を見ているのよりマシか…。

匿名メソッドによってキャプチャされる変数

匿名メソッド内から、外部の変数にアクセスしたときの挙動の話。
連載:C# 2.0入門 第5回 匿名メソッドとデリゲート

匿名メソッドがキャプチャする変数の実態は、その匿名メソッドを定義した時点での、その変数へのポインタ(値ではなく)だということらしい。サンプルにあったforループのケースで嵌ったときに薄々気づいていたけど、これでクリアになった。

それにしてもややこしいことに代わりはないし、リファクタリングの妨げにもなるから、匿名関数内からは外側の変数へのアクセスを避けて引数付きのdelegateを定義するのが分かりやすい書き方かな。

Javaでは、匿名クラスからローカル変数を参照する場合は、変数のfinal指定が必須だ。だから匿名クラス内から参照する外部ローカル変数について、変数の値をコピーして保持しているのかポインタを保持しているのかについて悩む必要はない。今まで、あのルールは機能を制限するために必要なのだろうと思っていたけど、プログラマが混乱しないように、というJavaらしい配慮なのかも、ということに思い当たった。